vStandby バージョン 6 Server / Desktop Edition リリース

(株)ネットジャパンが稼働中のサーバーを、Hyper-V/ESXiホスト上に仮想待機レプリカとして作成し、同期できる ランサムウェア対策のベストソリューションを販売開始

2017年2月22日

(株)ネットジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蒋 冠成、URL:https://www.netjapan.com/jp)は、サーバーの障害発生時には仮想待機レプリカから即座(実測値:2分)に再起動できる、仮想スタンバイ可用性ソリューションの新版で、ランサムウェア対策としても大変有効な「vStandby 6(読み:ブイスタンバイ 6)」を2017年2月22日より販売開始します。

vStandbyとは

vStandbyは、物理サーバーや仮想マシンの待機用にHyper-VあるいはVMwareのESX/ESXi仮想環境上に仮想レプリカを、スタンバイマシンとして構成し、障害発生時にはその仮想待機レプリカ(VSR)からいつでも即座に再稼働できるソリューションです。HA(ハイアベイラビリティ=高可用性)ソフトの弱点である「ソフト障害」を回避でき、高価な投資も不要ですので、小規模システムにおいて廉価での可用性を実現したい企業向けのソリューションです。

最近は増々、ランサムウェアによる被害が甚大となっています。ファイルを暗号化して身代金を要求するランサムウェアでは、バックアップファイルも標的となってきています。バックアップファイルも「ファイル」ですのでランサムウェアに感染すると、バックアップからのファイルの復元もできなくなる可能性もあります。vStandbyで作成される仮想待機レプリカは、ソースとなるマシンとは完全に分離しているため、ソースマシンがランサムウェアに感染したとしても影響を受けることは原理的にありません。感染前のブートポイントから確実に復旧し、すぐに再稼働できます。

vStandbyの仕組みは、まず、稼働中サーバーのシステム構成のままHyper-VあるいはVMwareのESXiホスト上に仮想待機レプリカを作成し、ハードディスクをVHDあるいはVMDKとして仮想変換します。設定したスケジュールに従って元のハードディスクの増分を仮想変換済のブートポイントとして書き込みます。ブートポイントは複数作成され、また仮想変換済みですので、ソフトウェア障害発生時には、任意のブートポイントからすぐに起動が可能です。

新機能

  • Hyper-VとESXi両方に対応
    以前のバージョンではVMwareのみ対応していましたが、新版ではWindows Server 2016 Hyper-Vにも対応しました。
  • アクティブディレクトリの対応
    アクティブディレクトリのドメインサーバーを仮想待機レプリカとして作成、起動に対応しました。
  • 仮想待機レプリカを元の物理サーバーへリストアする、仮想-物理変換機能(V2P)
    ブートポイントから起動して運用、データが更新された仮想待機レプリカを復旧した物理サーバーへ再度変換する機能です。Windows PEベースのV2Pツールを物理サーバー上で起動して仮想レプリカから復旧します。
  • 仮想NICにVMXNET3を使用可能
    ソースが物理マシンの場合でもVMware ESXiの仮想マシンの仮想NICのデバイスドライバーとして高速なVMXNET3を指定できます。

主な特長

  • 仮想マシンを物理/仮想マシン(ソースマシン)のスタンバイマシン(待機マシン)として構成
    物理あるいは仮想マシンを元に仮想待機レプリカ(VSR)を作成し、スケジュールに従って仮想変換、ディスクの更新内容の転送をおこないます。
  • 高速な仮想待機レプリカの更新
    初回の更新は全ディスクが対象になりますが、2回目以降は更新部分のみを増分として反映しますので、高速です。
  • 障害発生前のブートポイントから選択して、起動可能
    仮想待機レプリカではスケジュール毎にブートポイントが作成されていますので、ソフトウェア障害発生前の正常な状態で起動して業務を再開できます。HAの弱点であるソフトウェア障害をカバーできます。
  • 完全なランサムウェア対策
    ソースマシンと仮想待機レプリカは完全に分離しているため、原理的にランサムウェアの影響は受けず、感染前のブートポイントから起動してすぐに再稼働できます。
  • 仮想ディスクの容量のみ必要
    一時ファイルなどを作成せず、仮想待機レプリカのディスクを直接更新するので最小限のリソースで運用可能です。
  • 複数の物理/仮想マシンを1つの仮想環境に集約して待機可能
    仮想環境上には複数の仮想待機レプリカを作成できますので、複数のソースマシンがあっても同じ仮想環境上に仮想待機レプリカを集約することができます。
  • 無償版のVMwareのESXiでは仮想スタンバイディスクを作成可能
    無償版のESXiを使用している場合はハードディスクの仮想待機レプリカを作成できます。
  • 元の物理マシンに復元が可能(V2P機能)
    仮想待機レプリカで一時的に運用した後、復旧した元の物理マシンに運用時の変更を含めて復元が可能です。

製品情報とシステム要件

製品情報の詳細とシステム要件は、こちらをご覧ください。

販売価格

vStandby 6の各Editionのライセンス価格の一例は、以下の通りです。

  • vStandby 6 Desktop Edition - 15,000円/ライセンス
  • vStandby 6 Server Edition - 98,000円/ライセンス

価格の詳細につきましては、価格表(PDF)をご覧ください。

お問い合わせ先 / 商標

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